チャクラとは、身体のエネルギーが出入りしている場所です。
人体ふくめ、すべての物質は、それぞれが分離した個体のようにみえますが、実際にはエネルギーがぐるぐると回転し続けることによって、生命を維持し続けているといわれます。
私たちの視覚は、物質レベルしか把握できないため、そのはたらきにはなかなか気づけませんが、身体が呼吸や臓器の働きふくめ、あらゆる生命維持活動を行えるのは、エネルギーや気の流れがあるからなんですね。
それらエネルギーの流れを健やかに保つためのチャクラは7つあって、まるで人間の精神的な成長の過程を知るようで面白いので、ちょっと長くなりますが、ひとつひとつ簡単にご説明したいと思います。
まず、第一チャクラ、ここは骨盤の底あたりにあるのですが、人間の根っこの部分を支えます。
例えば自分が生きていることそのものを受け入れる力だったり、存在することへの安心や安定の部分で、年齢的には1歳〜の時期に関係します。
次の第二チャクラは、おへそのあたりにありますが、ここはセクシャリティチャクラとよばれ、性的な喜びや生命力に関係します。
年齢でいうと8歳〜、人生そのものを楽しむ力を司る部分です。
第三チャクラは、みぞおちのあたりにあり、自分らしさや自分軸などに関係します。
年齢的には14歳〜、ここが弱いと被害者意識が強くなったりもします。
第四チャクラは、ハート、心臓のあたりにあります。ハートチャクラという名の通り、共感や愛、思いやりを司ります。
年齢としては21歳〜、動きが過剰であると自分本位になったり、弱いと人との関わりを拒みたくなったりします。
第五チャクラは、喉のあたりにあります。喉というように、自己表現やコミュニケーションを司ります。
また心の声を聞くことにも大切な部分です。
エゴの声でなく魂の声をきちんと聞き取れる力を育てます。年齢としては28歳くらい〜。
第六チャクラは、サードアイともよばれ、眉間の部分にあります。
その名の通り、見極める力、自己や世界を偏見なく見たり、見かけにとらわれることなく、本質を見極める力にも関わります。
最後の第七チャクラは頭頂にあり、1〜6までのチャクラが整うことで、バランスがとれていきます。
すべてにおいて信頼が生まれるので、心配や不安がなくなります。
いかがですか?
まさに人間の精神的、霊的成長の流れを感じるようで、不思議ですよね。
そして、自分はどのチャクラの流れが滞っているかを知るのに、アロマオイルはとても有効です。
私の例になりますが、私は以前、自分が存在しているということをなかなか受け入れることができず、常に希死念慮に悩まされてきました。
そんなとき無性に惹かれた精油が、ベンゾインでした。当時はまだアロマオイルについてあまり知識がなかったのですが、その香りを嗅ぐとポロポロと涙が出ました。
何だか、自分がここにいること、存在そのままをただただ優しく包みこんでくれるように感じたのです。
ベンゾインは第一チャクラを癒す精油といわれます。まさに存在を否定する心をほぐしてくれたのだと思います。
そして不思議なことに、癒やされてくるとその感じかたも変わってきます。
今でもベンゾインは大好きな精油ですが、あの頃のように感情が強烈に揺さぶられることはなく、お家に帰ったような優しい安心感を与えてくれる香りへと変わりました。
嗅覚は、感情と深い関係があります。香りは、脳の大脳辺縁系や扁桃体に働きかけますが、それらは人の記憶や感情を司る部分です。
私たちはよく思考優先になりがちですが、心身の癒しに直結しているのは、思考よりも感情のほうであり、考える(理解する)よりただ感じきることが、過去に苦しみを残すことなく、今に向かわせる力となります。
サロンでは、それぞれのチャクラに対応したアロマオイルをブレンドし、丁寧にチャクラの流れを整えていくケアや、心が求める香りを選んでいただきトリートメントしていく感情デトックスのケアなど、各種ご用意しています。
時には、常に外側に向きがちな心を休めて、感じる時間をつくりませんか?