Aimable エマーブル こころ館

からだとこころの癒しサロン エマーブル 

原因と結果

Twitterをみていたら興味深いつぶやきをみつけた。

ざっくりいうと、米国の国立研究所の量子コンピューターによるタイムトラベルの実験で、過去に何らかの干渉を起こしたとしても現在に大きな変化を起こすことはない、と証明されたというもの。

 

あぁ、もうそんなことまで分かってしまうんだなと思いながら、記事を調べてみたら、いくつか出てきたのでそのうちのひとつを貼ります。

過去に行っても歴史は大きく変わらない? バタフライ効果は存在しないことが量子タイムトラベルのシミュレーションで判明 (2020年8月4日) - エキサイトニュース

 

私が探求している純粋非二元論や、インド哲学のアドヴァイタなども、この世界とは過去の結果ではなくて、心の投影という幻想だと言う。

だから、苦しみの原因はすべて心にある。

 

逆にこれまで一般的に広く信じられてきた説は、今ある苦しみは、過去のできごとや葛藤の結果だということ。

だから、多くの心理療法やセラピーでも、過去のできごとの中に原因をみつけ、そこを癒すことで、その結果である今を変えようとする。

だけど、自己の外側に原因(恐れや脅威)をみつけるやり方には、完全な平安はなく、無力さがつきまとう。

 

親子関係などがわかりやすい。たとえばアダルトチルドレン(自らが抱えたのではなく、環境に培われたという意味においてのそれ)などは、外側に毒親など負の原因があった、とみることが多い。

だけど、私という存在が、常に他者や環境に容易に傷つけられてしまうと信じている限り、心はずっと恐れたままだし、不安だ。

 

もちろん、怒りや憎しみもふくめ、どんな感情もあっては良いものだけど、それがずっとあり続けるということは、苦しみが今も解消されていない、癒されていないということ。

そして、それは、被害者=外側に原因があり、自己を無力だと信じるかぎり、手放すことはできない。

憎しみや怒りは、傷ついたままの心(恐れ)の防衛だから。

 

だけど、その国立研究所の説の通り、できごとをいくら変えたとしても結果であるはずの今が変わらないのだとしたら、そこには全く因果関係はないということがわかる。

できごと(世界)とは、やはり原因ではなく結果でしかないということ。

 

原因は、心の罪悪感や恐れにある。

それを手放していくことで、投影である世界にそれらを映す必要はなくなる。

内側にそんなものがあると信じたくない自我は抵抗するけれど、本当の自由はそこにしかないように思う。

被害者も加害者もいない世界にしか、真の安らぎはないのだから。